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胃癌

胃癌とは

胃癌は初期の段階では自覚症状がほとんど出ないために、本人も気付かないうちに発症・進行しているケースが多く見られます。そのため、何らかの症状が現れた場合にはすでに病状がかなり進行している可能性もあります。

胃癌の症状

以下は、胃癌の主な症状となります。

  • 胸やけ
  • 吐き気
  • 胃の違和感
  • 不快感
  • 胃痛
  • みぞおち痛
  • めまい
  • 貧血
  • ふらつき
  • 腹部の張り
  • ゲップが多く出る
  • 食欲不振
  • 体重減少
  • 血便
  • 黒色便

など

胃癌の原因

胃癌の主な原因は、ピロリ菌感染や生活習慣の乱れとなります。胃がピロリ菌に感染すると、胃粘膜が慢性的に炎症を起こして胃癌の発症リスクを高めます。また、塩分過多の食事や野菜類・果物類の不足、過度な飲酒、過度なストレス、喫煙などの生活習慣の乱れも、胃癌を引き起こす原因となります。

胃癌の種類

胃癌の多くは胃粘膜から発生する腺癌となります。また、腺癌は癌細胞がひとまとまりに増殖する分化型胃癌とバラバラに増殖する未分化型癌の2種類に分類され、未分化型癌の中には進行スピードが早いスキルス胃癌というものもあります。

分化型胃癌

分化型胃癌とは、癌細胞が人まとまりに増殖するタイプの胃癌です。胃癌の中では比較的悪性度は低く、主に男性や高齢者に多く見られる傾向があります。

未分化型胃癌

未分化型胃癌とは、癌細胞がバラバラと広がって増殖するタイプの胃癌です。胃癌の中では比較的悪性度は高く、中には増殖スピードが早いスキルス胃癌という種類も含まれます。主に女性や若年層に多く見られる傾向があります。

胃癌の検査

那覇市の胃癌健診は、「集団検診」と「個別検診」のいずれかを選ぶ方式で提供しています。胃癌検診の対象は40歳以上です。検査方法としては、バリウム(胃透視レントゲン)による検査か、胃カメラ検査のどちらかが選べるようになっています。
ただし、当クリニックではバリウムによる検査は行っていないため、胃カメラ検査のみの対応となります。

胃癌の治療

胃癌の主な治療としては、胃カメラ検査による内視鏡治療や抗癌剤治療、手術治療などが挙げられます。胃カメラ検査によって早期発見・早期治療を行えば患者さんの負担も少なく根治が期待できますが、病状が進行して抗癌剤治療や手術治療が必要となれば患者さんの負担も大きく根治も難しくなります。なお、胃カメラ検査による内視鏡治療や抗癌剤治療、手術治療には入院が必要となります。当クリニックでは、治療が必要と判断した場合には連携する高度医療機関をご紹介いたします。

当クリニックでの症例

当クリニックで発見されたピロリ未感染微小胃癌

①白色光像

背景粘膜は多発胃底腺ポリープと、萎縮性変化の無いピロリ未感染胃粘膜

②白色光像

前庭部小弯に褪色調の平坦病変

➂NBI(狭帯域光観察)併用非拡大観察

同部位に白色調変化あり

④NBI併用拡大観察

病変内は異型血管を認めず、窩間部の開大所見あり
生検病理: Group 5 (印環細胞癌)
専門病院へ紹介し、ESDで一括切除
病理診断 0-IIb, Adenocarcinoma, 4mm, pT1a(M), ly0 ,v0 ,HM0 ,VM0
(早期胃癌 粘膜内癌 脈管・リンパ管侵襲なく治癒切除)

胃癌に関するよくある質問

胃癌は転移する病気ですか?

胃癌は進行すると胃粘膜を超えて周囲の臓器に転移することもあります。また、周囲の血管やリンパ節を介して離れた組織にも転移する恐れがあります。

胃癌の末期症状を教えてください。

末期胃癌になると、通常の食事が取れない、腹水が溜まる、体重が減少するなどの症状を引き起こします。また、他の臓器に転移すると離れた場所から痛みなどの症状が現れることもあります。

胃の切除手術を行った場合には、その後の生活にどのような影響がありますか?

胃の切除手術を行うと胃のサイズが小さくなったり片方のみになるため、食べたものの消化能力は低下します。そのため、食事の際には食材を小さく切り分ける、よく噛んでゆっくり食べる、食べる量を減らす、食後すぐに横にならないようにするなどの配慮が必要となります。ただし、食材や運動に関しては特に制限はないため、食事の際に十分に注意を払えばほぼ通常通りの生活を送ることは可能です。

胃癌の発症リスクを下げる方法はありますか?

胃癌は主にピロリ菌感染や生活習慣の乱れによって引き起こされます。そのため、胃カメラ検査やピロリ菌検査によって感染が認められた場合には、速やかに除菌治療を行うことが予防には大切です。また、過食や早食い、消化に悪い食事、過度な飲酒、睡眠不足、運動不足、過度なストレスといった生活習慣の乱れも胃癌の発症リスクを高めるため、生活習慣を適切に整えることも予防には大切になります。

胃癌の早期発見のためにはどうしたら良いですか?

胃癌の早期発見に最も有効なのは、胃カメラ検査となります。そのため検診等で定期的に胃カメラ検査を受診し、常に自身の胃粘膜の状態を確認しておくことが大切です。また、何らかの症状が現れた場合には自己判断せずに速やかに医療機関を受診することも胃癌の早期発見に繋がります。胃カメラ検査をご希望の際は、まず医師の診察を受けていただきます。

胃癌は遺伝しますか?

胃癌には家族性のリスクがあり、家族に胃癌の方がいる場合は発症しやすくなることがあります。ただし、多くの場合は遺伝だけでなく、ピロリ菌感染や塩分の多い食事、喫煙などの生活習慣が大きく関係しています。また、遺伝的要因と生活習慣の両方が重なることでリスクが高まることもあります。そのため、家族に胃癌の既往がある場合は、定期的な検査やピロリ菌の除菌など予防的な対策が推奨されます。

胃癌の痛みはどの段階で出ますか?

初期の胃癌ではほとんど痛みはありません。痛みが出るのは、癌が胃の壁の深くまで広がった中期~進行期で、胃の張りやみぞおちの痛み、胃もたれなどが現れることがあります。