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便秘

便秘は適切な治療で
解消と再発予防が可能

便秘は日常的な症状の一つのために軽視されがちですが、中には大腸癌などの重篤な病気の症状の一つとして発症することもあります。便秘を引き起こす原因には様々なものがあるため、気になる便秘が長期間続いている場合には一度医療機関を受診して検査を受けることをおすすめしております。
当クリニックでは、便秘でお悩みの患者さんに対して様々な治療法を提案しています。ぜひお気軽にご相談ください。

便秘の症状

以下のような症状はありませんか?

  • 慢性的な便秘が長期間続いている
  • 排便後に残便感や不快感がある
  • 強くいきんでもほとんど排便できない
  • 便が硬くて排便が困難
  • 排便しても少量しか便が出ず、お腹が張る
  • 下痢になるまで排便がスムーズにできない
  • ウサギのような小さくコロコロした便が出る
  • 便秘が続いて切れ痔やいぼ痔を起こしている
  • 市販薬を使用しても症状が改善しない

など

便秘の原因

食べたものは大腸を通過する際に適切な量の水分が吸入され、便となって排出されます。通常であれば便の水分含有量は60~70%ほどに調整されますが、何らかの原因によって大腸の水分吸収が過剰になると、便の水分含有量が低下して硬く排出しにくい便となります。また、便は腸の蠕動運動や直腸部分の括約筋の働きによって肛門方向へ押し出されますが、腸の働きが低下すると便が大腸に滞留するようになり、便秘を引き起こします。その他では、大腸ポリープ大腸癌などの大腸の病気によって便の通り道が狭窄や閉塞を起こすことも、便秘を引き起こす原因となります。
このような大腸の働きの低下や大腸の病気を引き起こす原因の多くは、偏った食事習慣や過度なストレスの蓄積といった生活習慣の乱れとなります。そのため、便秘や大腸の病気の予防には、医学的な治療以外に生活習慣の改善も合わせて行うことが重要です。

便秘の検査

まずは問診にて便秘について詳しくお伺いし、その後腹部の聴診・触診、レントゲン検査を実施します。また、症状の程度によっては血液検査や腹部超音波検査、大腸カメラ検査などを行うこともあります。
大腸カメラ検査とは、極小の内視鏡スコープを肛門から挿入して大腸全域の粘膜の状態を詳しく調べることができる画像検査です。また、検査中に疑わしい病変が発見された際には、組織の一部を採取して病理検査にかけ、更に詳しい状態を調べることが可能です。なお、当クリニックの大腸カメラ検査では、検査に抵抗がある方に向けて鎮静剤を使用することができます。鎮静剤を使用することで、患者さんは眠っているようなリラックスした状態で検査を終えることができます。
なお、大腸カメラ検査をご希望の際は、まず医師の診察を受けていただく必要があります。Web予約もしくはお電話より診察のご予約をお願いいたします。

大腸カメラ検査

便秘の治療

便秘の主な治療としては、生活習慣の指導や薬物療法を実施します。市販薬などでも一時的に症状が改善することがありますが、便秘の根本的な原因は生活習慣の乱れであるケースが多いため、生活習慣を見直さないと再発を繰り返す恐れがあります。

生活習慣の改善

便秘の原因として最も多いのが、偏った食事習慣や睡眠不足、運動不足、ストレスの蓄積といった生活習慣の乱れです。食事では、1日3食を同じ時間で取ることや栄養バランスに富んだものを取ることが大切です。また、適度に運動習慣を取り入れたり、積極的に休息や趣味の時間を取り入れて上手にストレスを発散することも便秘の予防や改善に繋がります。
その他としては、規則正しい排便習慣を身に付けることも重要です。可能な限り毎日同じ時間に排便を行うことや、便意がなくてもトイレに行くことを心がけましょう。ただし、排便の際に強くいきむと肛門周辺に負担をかけて他の病気を引き起こす恐れもあるため、少しいきんでも排便できない場合には無理に排便しようとせず、また便意を感じたらトイレに行くようにしましょう。

食事療法

食事では、水分や食物繊維を多く取ることが大切です。また、適量であれば脂肪分の摂取も排便をスムーズにします。具体的な食事メニューに関しては、担当医にご相談ください。

運動療法

適度な運動習慣は、腸の蠕動運動や血流、代謝機能、消化機能を促進して便秘の解消に繋がります。また、無酸素運動によって腹筋を鍛えると、強くいきむことなくスムーズな排便が可能となります。

薬物療法

市販薬の中には便秘を解消できるものも多く登場していますが、長期間使用すると薬の服用が常態化して薬を飲まないと排便できない体質に変化してしまう恐れがあります。どのような薬を服用すべきかは患者さんの身体の状態や便秘症状の程度によって異なるため、自己判断で服用するのではなく医師の指示に従うようにしましょう。
当クリニックでは様々なタイプの便秘薬を取り揃えておりますので、患者さん一人ひとりに合ったものを提案することができます。また、症状の変化によって適宜薬の種類を変更することも可能です。

便秘に関するよくある質問

便秘が1週間以上続いていますが、受診すべきですか?

便秘が1週間以上続いている場合には、腸内に滞留した便が腐敗して身体に悪影響を及ぼす恐れがあります。そのため、できるだけ早い段階で医療機関を受診して検査や治療を行うことを推奨しています。便秘は長期間続くと腸閉塞や大腸癌を引き起こす恐れもあるため、注意しましょう。

便秘薬を長期間使用しても大丈夫ですか?

市販の便秘薬を長期間使用し続けると、身体が依存して薬を飲まないと排便できない体質に変化する可能性があります。また、刺激性の下剤は長期間服用することで効果が弱くなっていく傾向もあります。そのため、長い間便秘でお悩みの場合には自己判断で市販薬を使用するのではなく、一度医療機関を受診して専門的な検査や治療を行うことを推奨しています。また、便秘を引き起こす根本的な原因は生活習慣の乱れであるケースが多いため、生活習慣の改善を行わないと根治できない可能性もあります。

便秘が原因で大腸癌になることはありますか?

便秘と大腸癌に関する明確な因果関係は明らかになってはいませんが、便秘によって腸内に長期間便が滞留すると便が腐敗して大腸に障害を起こす恐れがあります。また、長期間便秘が続くことで大腸癌やその他の大腸の病気が見逃されてしまうケースもあります。特に排便時に便に血が混じっている場合には、大腸ポリープ大腸癌などの重篤な病気を起こしている可能性があるため、速やかに当クリニックにお越しください。

お腹が張って痛いとき、便秘が原因のことはありますか?

便秘が長期間続くと、腸内にガスが蓄積してお腹が張ったり不快感を引き起こすことがあります。ただし、このような症状は便秘以外の大腸の病気でも現れることがあるため、できるだけ早めに当クリニックにお越しください。

マッサージやツボ押しで便秘は解消しますか?

適切なマッサージを行うと、腸の蠕動運動が活性化して便秘の解消に繋がることがあります。ただし、ツボ押しに関しては明確な改善効果が証明されているわけではないため、自己判断で無理に行わない方が良いでしょう。

便秘を防ぐ水分摂取量はどのくらいですか?

一般的に1日の適切な水分摂取量は1.5〜2リットルと言われています。この量は意識的に水分補給しないと到達しないことが多いため、積極的に水分補給を行うよう心がけましょう。

ストレスが便秘に影響しますか?

はい。ストレスや緊張は腸の動きを乱し、便秘を悪化させることがあります。リラックスや生活リズムの改善が有効です。